サヨナラの花びら
春の爛漫心を吹き渡る そよ風 優しき面影 瞼に浮かぶ 春の日に あなたから告げた さよなら 瞬間 満開の花たちが はらはら 舞い散る 花占い すき きらい すき きらい 数え切れぬ 花びらに 美しさが 切なさを よけいに際立たせる
風も星も
あのひ 風の中に消えた いや 風に溶けたんだ だから君は 風 風は優しくかおる あの夜 君は空を駆けた だから 君は星 空には今まで 見たことない星が 瞬いた 君との思いで 駆け巡る 風つかまえる 風の中漂う 君の心みつけ 君の姿重ねた 星 切なくにじむ 星の営み 君は風 君は星 いつまでも いつ... 続きをみる
響界線
あの頃の君は知っていただろうか 僕らを取り巻く 音の響きわたる その心地よさを そよそよ風が吹いて 僕と君は巡り会う 風にのり 君は僕のもとへとたどり着いたね 風にそよぐ木の葉の囁きを 聴きながら自然のなか 二人 特になにもなくても しあわせを感じていた 木の葉のベッドに横になる 木の葉は意外や意... 続きをみる
そらた
空が泣き出しそうなこんな夕刻時には またあの子にあえるような気持ちがしてくる あの子の顔おもいだしては 少し涙ぐむ 空太 きっとまた会える 空の上から見てる? いまも 由美子は空を見てました あの日の由美子は友達とはぐれて 思いもよらぬ暴言まで 浴びせられて 子供ながらに失意のどん底にいたんだ 空... 続きをみる
恋色
なぜ こんなにもあなたを好きになった なぜ あなたにはきっと届かない そう幻よりも遠い 春の日穏やかな陽だまり 欠伸する猫 猫好きなあなたはこの上ない幸せだと 笑う 冬を頑張って越した小さな命 そっと優しく抱きしめてる 近くで私はまぶしく見てる 加速してゆく 切ない心 いつからだろう あなたの面影... 続きをみる